映像機材

2014年8月10日 (日)

OLYMPUS ZD II 14-54mmとGH4

GH4のレンズの悩み・続編

マルチカム撮影時の2nd用にOLYMPUS ZD II 14-54mmを買ってみた。
実際使ってみると充分メインにも使える非常に重宝なレンズである事が判り、実際これ一本でGH4で4K撮影も試みたところ、非常に素晴らしい映像が撮れる事が判った。
4/3動画撮影のレンズ選びと言う観点も踏まえレポートしてみる。
Dscf4690
ZD 14-54mmは、フォーサーズ用の標準系定番として人気の有ったレンズで、フォーサーズの評価を得る為にか?オリンパスも気合いを入れて開発したものと思われ、品質も高くバランスの良いレンズだ。しかし、最近は他のマウントに移った人が手放し、中古市場に安く出回っていて3万程度で買える様になった。
他に12-60SWDという選択も有ったが、店頭で試させてもらった際、AF時チッチッチッと断続的にフォーカスを送るような音がし(ネット上で他にも同様の報告有り)相性が悪いかと懸念され見送り、14-54mmに落ち着いた。
 
先に、ZD 14-54mmの短所だが・・・
 
・手ブレ補正が無い(オリンパスだから当たり前)
・AFが遅い(AFCは作動しない)
・F値が変る
 以上だ、
この短所が何らか引っかかる撮影に於ては使用しないのが正解だ。
つまりこれ一本のメインレンズには少々無理が有る。
 
長所は、以下のようになる。
 
・画角
4K時35mmフルサイズ換算で35-135mm
 3.86倍と倍率的には、それほど目立った値では無いが、画角のレンジが非常においしいゾーンと言えよう(GH2で使用時は27-103mm)。
 
・画質
充分にして丁度良い解像感
 フォーサーズ用竹レンズだけ有り、全域でカリカリしすぎない範疇で解像し、抜けも良く、歪曲や収差など目立った弱点も無い。
 
・機能上のメリット
絞り制御出来る
 フォーサーズレンズなのでアダプタ経由でもSオート時に露出補正が可能。これが出来ないニコンマウントなどのアダプター経由レンズは、条件を選ぶ事となる。
 
マニュアルフォーカスの操作性が良い
 電動マニュアルフォーカスであるが、自然な動作感で、リングの回転角も大きく、マニュアルフォーカスが非常にやりやすい。
 
電源オフ時フォーカス位置が保持される
 購入後に気が付いた事なのだが、MF時電源を一度オフにしてもフォーカス位置がリセットされない。これは後述のライブ舞台撮影等で絶大なメリットとなる。
 
 
GH4に限らずパナソニックのm4/3機は電源オフ時にフォーカスの位置をリセットしてしまう(オリンパス機は回避する設定が出来る)。
これは、ライブや舞台などの撮影に於いて非常に困った仕様となっている。通常マルチカムの各カメラのセッティングは開場前のリハやゲネプロ時に済ませるのだが、その後本番までは一時間以上の間が空く。この間電池の消耗を防ぐべくカメラの電源を落とすとパナ純正レンズはフォーカスがリセットされる。この為、電源をオフにしておく事は避けていた。また細かい事として、スリープならフォーカスポイントは保持されるのだが(この事実は最近知った)、スリープ解除はリモコン端子からの半押しシグナルでは出来ない。これらの諸々が重なり、このカメラセッティング完了後、本番撮影までの待ち時間は、妙な緊張感の有る落ち着かない時間を過ごしていた。電源オフでフォーカス位置が保持され、且つ露出オートがフル機能使えるこのレンズは非常に貴重な存在なのだ。パナソニックの開発サイドでもう少しこの様な現場の悩みを理解して欲しいと感じる。
 
Dscf4688
パナの12-35と較べひと回りは大きい、GH4なら、何とか許容出来るサイズ。
お約束の角型フードはMinolta D70KA 67mmのフィルタにぴたりと取りつけ出来る。
 

2014年7月26日 (土)

GH4のiso Auto動画

GH4にマニュアルモードでの動画撮影時にISO Autoが使いたい。

これについて、以前のGH4の記事
内で動画撮影時にISO Autoが使えなくて残念であるとの記載について、nakayamaさんより、投稿を頂き、私自身も改めてそれについて多少調べたりしながら、情報共有をさせてもらった。
非常に有意義なやり取りであったが、このブログの構造上過去記事のコメントとの扱いで埋没してしまっていたので、改めてここで取り上げる事とした。
その後の某ネットの情報で、結論としてはパナソニックが前向きに検討しているとの事で、非常に嬉しいニュースとなったようだ。
私自身、相変わらず、この問題は、つい先日の撮影でもライブ撮影時のサブカメラ(もっともサブなのでGH4では無かったが)で、大きな悩みとなっている。
他に情報として、Sモードでシャッターを固定し絞りが手動となるマウントアダプター経由のレンズで絞りを固定すればISO Autoのみの使用が可能との話も有ったが、面白い事にこの絞り制御不能レンズでのSモードでは露出+-補正ができない。ライブなどの撮影では、背景が暗く人物のみ明るくライトが当たるケースが多く、露出+-補正は極めて重要な機能となるため、この手法も私は使用出来ないでいた。
もっとも、ライブなどの撮影の場合、その現場の暗さ故、カメラが絞りを開放にしたがるので、事実上絞り開放固定のISO Autoが使用可能となっており、現状ではそれを活用している。
但し、開放固定は、置きピンの固定カメラに於いて開放の明るい単焦点レンズでは被写界が浅過ぎる問題も有り、F2.8開放のレンズを贅沢に固定カメラにアサインする羽目になる。
様々な現場での状況に合わせた対応ができてこそプロ機材の価値であると私は考えている。勿論GH4の価格を踏まえるとそれを望むのも酷かとも思われるが、設計サイドが現場のニーズに賢く対応して改良を進めてくれれば、プロから愛されるブランドとしてLUMIX GHシリーズが長く生きて行けるものとなる筈だ。

2014年5月31日 (土)

GH4のレンズの悩み-part2+小ネタ

先ずは前回の追記
画角の変化と解像感について少し調べてみた。
画像は動画からの切り出し、下のアドレスクリックで原寸に拡大
1.GH4 Pana12-35mm ->25mm FHD F2.8
 
2.GH4 Pana12-35mm->25mm 4K F2.8
画像を比較すると83%にクロップされている事が判り、前記事の14.4mm対17.3mmと一致する。
 
3.GH4 Sigma24-70mm ->24mm 4K F2.8
Pana12-35に較べ甘めの描写だが、このSigma24-70が10年ほど前に購入した旧タイプの物である事も影響している様だ。
 
4.GH4 Sigma24-70mm ->24mm NFG-MFT RJ 0.71*  4K F4.0
F4.0に絞ったせいか、むしろ解像感が改善している様にすら見える。
倍率は画像の比較では0.706倍だった。
参考比較1
5.上記4.と同じ設定でNatural -> CinelikeD
 
参考比較2
6上記1.と同じ条件Pana12-35->25mmでGH2 FHD
やはりマルチアスペクトのおかがで一回り画角が広い。
前回の記事が概ね間違っていなかった事が確認出来たのみでは有るが、改めて画像としてそのクロップ比率を見ると、意外とその差は大きいと感じる。しかし逆手にとり、レンズがこれまでより望遠寄りに使用出来ると前向きに捉え、画角が狭くなりボケが減る分はレデューサー入りマウントアダプターで補へば問題ないと言えそうだ。
 
◆追加の小ネタその1
動画と言えばフードは角型!という思い込みが有る。
映画のカメラのマットボックスもそうだし、業務用のビデオカメラも必ず角型のフードがついている。
そもそも写真用のいわゆる花形フードと言うのは昔からあまり好きでは無い。前回の記事中の写真にも出ているが、色々な中古部品なども漁り、随分角型フードのコレクションが充実してきた。かなりの部分はPentaxのものだ。
Dscf4640
 
◆追加の小ネタその2
GH4導入でカメラの台数も増え、舞台撮影のマルチカムもカメラ4台オーディオレコーダー1台と、操作もままならない。
以前紹介した有線リモコンをワイヤレスで拡張してみた。
Dscf4642
使用したのは、下記リンクのJYCのワイヤレスレリーズでパナ用を2セットキヤノン用を1セット購入した。
2200円と格安で、1セットのみ不良が有ったが(自分で直せた)。20メートル程度の距離のある現場でトラブルなく使えている。
送信機を一台分解し、レリーズスイッチからの出力を取り出し、以前作成したリモコン分配機に繋ぎ、有線もカメラ4台レコーダー1台制御可能とした上で、ワイヤレスで、カメラ2台レコーダー1台制御出来る仕様だ。ZoomH1は以前紹介した通り、改造してスイッチ結線を引き出して有り、それをキヤノン用受信機に繋げば有線の際と同等のコントロールが可能となる訳だ。

GH4のレンズの悩み-part1

GH4だからというわけでも無いが、そもそも、マイクロフォーサーズは、動画撮影のレンズ選びか、悩ましい。
 
あれ程パナソニックは動画に力を入れているのに、フットワーク良く撮るミドルレンジの標準ズームレンズを出してくれていない。
12-35mm F2.8は、明るく描写も素晴らしいが、望遠側が短すぎる(広角ズーム)。
35-100mm F2.8は、逆に広角側が狭過ぎる(望遠ズーム)。 勿論、14-140mmなら、画角的には満足だが(オールズーム)、如何せん暗すぎる。
 
動画用の画角としては、ズバリ35mm〜150mm(35mm換算)辺りが頻度の高いゾーンと思う。
ズーム一体のビデオカメラも、このゾーンは外さない物が殆どの筈だ。
標準レンズの画角を中心に、弱広角と中望遠までをカバーして欲しいわけだ。
しかし、マイクロフォーサーズ用でこの領域を一本でカバー出来る明るいレンズが存在しない。
 
今回は、何とかこのゾーンを明るいレンズでカバーできないか?との試行錯誤をお伝えする。
 
先ず、単焦点で私が良く使うレンズは下記の通りだ。
Panasonic 20mm F1.7
Voigtlander ULTRON 28mm F2.0
Voigtlander Nocton 40mm F1.4
Nikkor 50mm F1.4
Nikkor 85mm F1.8
Dscf4630
見事にメーカーがバラバラなのは、ともかくとして、他に
Olympus 12mm F2.0が有るのだがあまり使っていない。
やはり、20mm〜85mm辺りがメインとなっている。
 
ズームとして良く使用しているのは
Panasonic 12-35mm F2.8
SIGMA 18-50mm F2.8
SIGMA 24-70mm F2.8
Nikkor 80-200mm F2.8
以上の4本なのだが、最も良く使うのは24-70mmだ。しかしこれも広角側が少々狭く望遠側も短い。
Dscf4634
 
取り合えず、GH4が4K撮影時にクロップされ、画角が狭くなる事の対策も考えて最近流行のフォーカルレデューサーレンズ入りのマウントアダプターを購入してみた。
Dscf4637
エムユーケイカメラサービスにてFocal Reducer NFG-MFT RJ 17800円というものだ。
Gタイプも使用出来るとか、値段が安いとかの理由もあったが、それ以上に、エヌユーケイカメラサービスのサイトを見て、面白そうなものが沢山あり、一度訪ねてみたかったというのも、これを選んだ理由の一つだ。つまり、この悩みの打開策のヒントを貰いに出かけてきた訳だ。
実際訪ねてみると、この商品に限らず、あこがれのAngeniuex12-120を1.2xコンバーターでBMPCCでケラレずに撮影出来るための試作中のアダプターを見せてもらえたり、放送用2/3レンズをm4/3に使用可能としたアダプターとのセットを触らせてもらえたりと、大変親切に対応してもらえ、マイクロフォーサーズで本格的に映像撮影をしようとする者には聖地と感じる程、興味深いショップであった。
さて、肝心なそのNFG-MFT RJだが、簡単な試写では、特に問題なく機能しているようで、値段の割に充分使えそうな印象だった(詳しくは後日)。
 
これを使用すると、焦点距離が0.71倍F値が一段明るくなる訳で、
SIGMA 24-70mm F2.8が、17-50 F2.0に
Nikkor 80-200mm F2.8は、58-144 F2.0に、
いかにもボケが利きそうなレンズに化けてくれる。
これによりセンサーの小さいマイクロフォーサーズの弱点を吸収してくれ、APS-Cと同等の結果が出せる理屈となる。
特にGH4の4Kモードでは使われるセンサーの領域は、幅14.4mmとBMPCCに近い値となるので、このレデューサー入りアダプターの意義が大きくなる(GH2 18.8mm GH4 FHD 17.3mm)。
つまり、この0.71倍のレデューサーレンズは、GH4の4Kモード14.4mmのセンサーを事実上20mmに拡大してくれるとも言えるわけだ。
 
ここからが本題なのだが・・・・・・
このF値が一段分小さくなる効果を生かしてF2.8通しでないレンズも実用になる訳で、例えばNikkorの24-120 F4.0とかSIGMAの24-105 F4.0等も生かせる事となる。そうなると先の35mm〜150mm(35mm換算)F2.8以下も現実味を帯びてくる。
しかし、これとは別の道としてAngeniuex12-120 F2.2をGH4の4Kモードで使い、ケラレ分を後処理のトリミングで回避して使用する考え方もある。2割程度ケラレてもまだ3K以上有るので充分実用になると言う考え方だ。
更には、前述のエ厶ユーケイカメラサービスの1.2倍マウントアダプターの商品化を待つと言う手も有りだ。
 
今回このレデューサー入りアダプターと言う物に触れて判ったのは、マイクロフォーサーズなら、内部にレデューサーレンズを入れて、F2.0通しの3倍ズームやF2.8通しの4~5倍ズームも商品化出来る筈だと言う事だ(実際オリンパスにはフォーサーズ用としてF2.0通しのズームが非常に高価だが存在する)。
NIKON CANONの35mmフルサイズ前提のレンズラインナップをまねて、換算画角とF値を同じにするマイクロフォーサーズのレンズのラインナップ手法に拘っていては、新たな本格的な動画ユーザーを取りこめ切れないと思えてくる。
パナソニックから18-90mm F2.8辺りのレンズがリリースされる事が期待される。

2014年4月26日 (土)

GH4 4Kか?FHDか?

GH4は4K撮影が売りでは有るが、実際主な使用目的はFHD出荷目的の素材撮影がメインとなる。 
その辺りも踏まえ、幾つか検証してみた。
そのうちの1カット撮影したままのデータと共にレポートする。
レンズはpana 12-35 にND4装着
シネライクDを使用
4K 3840*2160 30p 100Mbps
驚くほど高精細で、しっかり4Kとして解像出来ている。静止させて細かく見るとビットレートがやはり足りないのかブロックノイズが見られるところも有るが、画素サイズとビットレートを考えると上手いチューニングと言える。
VLC等でFHD再生した際、今まで見た事ないような品の良い精細感を発揮する。
 
FHD 30p 100Mbps
GH3のそれと似た感じを受ける。シャープネスをもう少し下げて、輪郭のジャギー感を抑えた方が良かったかも知れない。
後にシャープネスを-5まで変えて撮影してみたが、大分良くなるものの、4K時の破綻の無さにまでは至らない印象だった。
FHD目的でも最高品質の素材性を求めるのなら、4Kで撮った方が良さそうだ。その際、バッテリーの消費は若干高くなるようだが、ビットレートは100Mbpsだし、特に撮影時に困る要因も、1.2倍のクロップ程度しかないので、積極的に4Kを活用して行くのも有りかと思われる。
勿論、変換工程の時間と手間は負荷増となるが、いざとなればトリミングさえも可能である事も考えれば、悪い選択ではなさそうに思える。
その後、簡単なテストに於いて、GH2のFHDの方がGH4のFHDより若干ジャギー・モアレが出難い様に感じた。FHDは、ほぼGH3と同じであろうかと思われる。
シネライクDについては、そのまま眠い絵が欲しいケースに使ってしまう事も出来そうだし、トーンマップしてノーマルの絵を作る素材として充分役に立ちそうだ。カード内に422 10bitで収録出来ないのは残念だが、FHDダウンコンバートすると、ノイズの混合効果も合わさり、10bit相当程度の階調性は充分得られそうだし、カラーサンプルも足りる筈だ。
コンバート前提とは言え、事実上FHD 422 10bit相当のデータが、このお手軽なカメラで撮れてしまう事となる。
 
現在ボディのみの実売価格は16万円台後半と歴代LUMIX Gシリーズ最高値となるが、動画素材撮影の実力を考えると格安なのかも知れない。

2014年4月24日 (木)

GH4購入

予約していたGH4を発売日買いしてみた。私自身、カメラを発売日に買うのは随分久しぶりでGH1以来となる。取り合えず、発売前から自分自身が気になっていた点のみ速報として書いておこう。
 
1.ファインダーは見やすいか?
少なくともGH2 GH3 G6等と較べ繊細さ見やすさ等も明らかに向上している。しかし、倍率はそれほど大きくなっていない感じだ。
GH3で問題とされた歪みなども皆無で、よく見るとファインダーのガラスに非球面らしき、反射の歪みが見れ、相当気を使ったファインダー光学系が採用されている。
試しに、nikon DK21Mを当てがって覗いてみたところ、ピントがより見やすくなる事が確認出来た(眼位置がシビアで不便では有るが)。
しかしフォーカスピーキングが、デフォルトのままでも見やすく検出精度も結構シビアなチューニングの様で(G6は甘め)、これで充分動画撮影時にピントは追えそうだ。
 
2.FHD時にクロップされるか?
4K撮影時にセンサーピクセルをドットバイドットで使用するために画角がトリミングされる事は既報の通りだが、FHD時にもクロップされてしまうのか?非常に気になっていた。
試してみると、杞憂だったようで、FHD時はフルにセンサーの幅いっぱいに使うようで、トリミングはされない。
 
3.FHD時の画質は?
上記の様にドットバイドットの1/2スケーリングでないのなら、ビニングや画素混合等の技術が使用される訳で、それによる解像感の劣化が有るか否か?
非常に簡単な室内の撮影で確認したのみだが、これも問題ないようで、充分解像感の有るFHD画質になっているようだ。
GH2のハッキングなどと較べてどうか?等は今後調べて行くつもりだ。
 
4.動画撮影時ISOオートのみ使用可能か?
ざっと調べてみた限り、これは出来ない様だ。撮影の自由度の向上と言う意味で期待していた点でも有ったので、ここだけは少々残念だ。
(追記・クリエイティブ動画モードでなく、写真のモード時に動画ボタンによる録画では可能な様だ。この半端さは少々疑問を感じる。)
 
5.高感度耐性は?
4K撮影時等倍で見ると、ISO1600程度でも流石にノイジーだが、それがFHDにリサイズされる際にはかなりノイズが目立たなくなる。その効果が、撮影時からFHDにしたものと較べどちらが有利か(画素混合処理などに左右される筈)?これにより、高感度撮影時、最終出力がFHDでも4Kで撮影すべきか、の判断基準となるのだが、どうもFHD撮影でも問題なさそうな感じを受けた(今後詳しく調べる予定)。
 
6.動画時のAF挙動は?
ピントが行き過ぎたり迷ったりするケースが皆無では無いが、速度のチューニングや、ピントが決まった際の安定感なども合わせ、かなりのケースでAFを使ってしまおうと思える出来の良さを感じた。顔認識が有効に成立するケースなどでは、MFは不要となるかもしれない。
 
取り合えず、購入後数時間触った程度の印象として、以上のようなところだ。
FHD撮影の為の事ばかり注目してしまった訳だが(現状4k納品のオーダーはあり得ないので)、取り合えず素材として4kで撮ってしまうのも、充分現実的なので、選択肢に困らないカメラと言えよう。
少なくとも画質を追求した動画撮影に於て、低価格ながらも恐ろしく戦力の高いカメラである事は実感出来た。

2014年3月 2日 (日)

GH2でストリートライブパフォーマンスを撮影

Hacked GH2一台にpana 12-35 f2.8一本だけで、ストリートライブパフォーマンスを撮影してきた。

http://youtu.be/GUDpkie3zz0

http://yasei-no-pantu.blogspot.jp/

被写体となったのは、このところ良く撮らせてもらっている 、コンテンポラリーダンスともアートパフォーマンスとも言えるジャンルのP.A.I(舞台芸術の学校)の皆さんで、今回は卒業公演予告のストリートライブパフォーマンスだ。
普段は彼らや、その関連の人たちの室内のライブステージを撮る事が多いのだが、珍しく屋外で撮れる貴重な機会だったので、丸一日都内数ヶ所でのライブを追いかけて撮影した。
一応学生との扱いだが、かなりのキャリアを積んでいる人たちなので、動きの切れや表現力はピカイチなので(今回は大分ふざけているが・笑)映像の被写体としては、申し分の無い人たちだ。
今回は、ゲリラ的なライブでもあり、あまり大げさなカメラで撮ると、目立ってしまい、迷惑がかかる可能性があったので、敢えてリグなども使わず、GH2は小さな三脚一本をぶら下げたり肩に当てたりとアマチュア的な手法に専念した。
持って行ったNDフィルタの濃度が足りなかったのと、そもそも12-35では望遠側が全く足りずEXテレコンを多用するなど、テクニカル面では大分お粗末な手法になってしまったのが悔まれるが、粗削りながらも無理くり編集とカラコレで(一日半)何とかそれらしく出来た。
 
今回痛感したのは、LUMIX G X VARIO12-35mm F2.8は、確かに良いレンズだが、動画撮影には望遠側が全く足りないと言う事だ。かといって35-100では広角側が全く足りない。14-140も所有しているが、ボケが足りないのはともかく、今回の様に夜間の撮影もあるケースでは、全く役に立たない。動画をある程度オールマイティに撮れるところとして考えると、3倍ズームなら20-60(35mm換算40-120mm)か、出来れば更に頑張って4倍ズームか5倍ズーム20-80mm or 16-80mmこの辺りのレンズの登場を切実に願うところだ。
4倍ズームか5倍ズームなら最悪望遠側がF2.8をキープ出来なくても構わないので、F2.8-F4.0でも許せる。となると現状最も近いものは、
OLYMPUS のフォーサーズ用の12-60mm F2.8-F4.0か、SIGMAのニコンマウントで17-70mm F2.8-F4.0なのだが、前者はフォーサーズの制約を受ける割に望遠側が今一つ短いし、後者は、フルマニュアルとなってしまうのにフォーカスリングの回転角の以上に狭いシグマズームは実践に苦しい。
この辺りのマイクロフォーサーズ用が出れば(勿論もう少し明るいと嬉しいが)実践的な動画撮影に於てかなり有効な物となる筈なのだが、GH4を更に動画よりにシフトしたパナソニックさんには是非検討して欲しいと願う次第だ。

2013年12月31日 (火)

2013後半 OPTEKA CXS-1 RODE NTG2 ULTRON 28mm f2他

すっかり更新をさぼってしまったこのブログ、せめて2013年のうちに、目立ったものだけまとめて記録しておこうと言うレベルの話。
 
OPTEKA CXS-1と言うショルダーサポートを中野のFujiyaAvicで見かけ、店頭でちょっと担がせてもらったら、予想外に感触が良かったので、「高い機材は違うな・・」っと思ったら11000円と画期的な値段に驚かされ、結局買ってしまった。
後ろのウエイトが別売りオプションとなっているが、1/4インチのネジで適当なものが固定出来るので、以前のスタビライザーのウエイトをそこにつけ良い感じに収まった。
この手の廉価機材にありがちな作りの悪さも見受けられず、コストパフォーマンスはかなり高い。
グリップを雲台経由にするなど小細工はしたが、そのままでも充分使える。
一度実践に投入して見たところ、結構良い感じで、このショルダーサポート自体もそこそこ重量も有り安定感は充分だ。
Dscf1610_3
http://www.fujiya-avic.jp/products/detail20577.html
 
Lumix DMC G6に液晶ルーペ
G6のEVFは、階調感色再現などは良好だが、さほど解像度感は無い。画素数が足りないのか、処理系の問題か、露骨に合焦感が無く、フォーカスは補助機能を併用する事が必須と思える。
GH2は画素数スペックがたいした事ない割に、頑張れば充分ピントを合わせられた事を踏まえると、何らかのスペックダウンが有りそうだ。HDMIはカメラの電源を入れても再生モードに切り替えない限りNoSignalとなる割り切った仕様で、HDMI接続の他社製EVFは使用出来ない。
これに対し、背面液晶は少なくともGH2よりだいぶましで、そこそこ精細に表示されEVFより良い。ならば流行の液晶ルーペを付けてみようと考えた次第だ。先ずは、メイドインチャイナの安価な液晶ルーペを購入。案の定視度調整も無いし、私にはピントが見やすくない。そこでマミヤRB67のウエストレベルファインアダーのルーペレンズが手元に有り直径もほぼ一緒だったのでそれと交換してみた。結果は上々で、何よりカメラメーカーの高品質な3枚構成のレンズになったので収差も全くなく非常に見やすくなった。Dscf1612
 
RODE NTG2
最近、舞台系の撮影で、PA無しの生の声を録る機会が多くなりAT9944の限界を感じ始めていた。思い切ってゼンハイザーMKH416とも思ったが、コストの兼ね合いも有り無難にRODE NTG2におちついた。amazonでポチッとするとあっさり翌々日程には成田から届く、便利な時代になったものだ。価格を踏まえるとそれほど過度な期待は禁物と思っていたのだが、予想外に使える事が判り正直驚いている。
1.SNが良い
カタログスペックに謳われている通り、充分SNが良い。小さい音量のソースを収録する機会の多いガンマイクとしてこれは非常に有り難い。
2.指向性が良い
マイク自体の全長に対し干渉管の長さがそれほどでも無い割に、意外と指向性が出ている様だ。少なくとも私の使用目的には充分であるし、この点もAT9944より優位に感じられた。
3.周波数特性など音が自然
低価格なガンマイクにありがちなハイ上がりなどの変な癖や強調感が全くなく、非常に素直な特性だ。音楽系などにも充分使える印象だ。
 
残念な点は唯一サイズが大きい事、電池収納部などもう少し小さく出来なかったか?CR2等のリチウム電池にするとか手は有る筈。
 
気に入ってしまったので、数日後にもう一本買ってしまった。ガンマイクはあまりステレオで使わないものだが、この音でこの値段ならちょっと試して見たくなった訳だ。
本来ステレオマイクはペアで売られているものを使うべきだが、結果的には、出力レベルも音質も特に左右差は感じられず、性能的に安定している製品とも確認出来た。
一つこのNTG2を使用する上で気がついた点として、XLRで挿せる機材なら問題ないが、3.5mmのミニプラグに変換ケーブル経由で使用する際にはプラグインパワーを確実にカットする必要が有る様だ。
これをしないとファンタムの経路に低過ぎる電圧が供給されてしまうためか、内部のアンプが変な動作をしてしまうようで、低音が殆ど無い変な音になってしまう。
これに合わせXLR->3.5mm変換ケーブルを自作し、中にコンデンサーを内蔵させた。ついでにステレオ用も自作。
(ショックマウントもついでに自作)
 
Dscf1614
また、以前にも書いた通り、ZOOM H1やTASCAM DR07mkII等のマイクアンプはあまりSNが良くない。ノイズレベル-106dbu程度でNTG2の-112dbより劣ってしまう。これでは勿体ないので、小音量の対象向けにはやはりマイクプリが必要となる。一般的にはよりSNの良いレコーダーを買うのが順当と思われるが、私の場合は、自分で作ってしまう。定番のオペアンプJRC 4580をリチウム電池CR2を二個使い駆動するシンプルなものだが、これでもノイズレベル-118dbu程度にはなり充分目的が達成出来る。本当はここにXLRのバランスを受けられるものを作ればベストなのだが、NTG2購入以前に作成したものなので仕方ない。この様なマイクプリを使用する理由はもう一つある。XLR->3.5mm変換を使用すると、アンバランス接続となるため、ノイズが入りやすくなり長いケーブルが使用出来ない。しかし、マイク直後でラインレベルに増幅してしまえば、ケーブルを多少長くしても(せいぜい5メートル程だが)ノイズを拾わなくなる為実践的に有利となる訳だ。
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VoightLander ULTRON 28mm F2

以前購入しすっかり常用レンズと化しているVoightLander NOKTON classic 40mm F1.4に次ぐ第二段としてULTRON 28mm F2を購入してみた。
マイクロフォーサーズで56mm相当、X-E1のAPS-Cで42mm相当と、共に絶妙に嬉しい画角となる。勿論描写も柔らかさと味わいを兼ね備えた最良のもので、価格を考えると買わない理由が見つからない程のものだ。
X-E1では最近、殆どこのULTRON28mmを付けっぱなしで持ち歩いている。
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2013年9月12日 (木)

LUMIX DMC-G6 Wifi リモート動画撮影が画期的過ぎる

先のエントリーで書いたが、LUMIX G6はマルチカム撮影のサブカメラに最適では無いかと思われる件の続報の速報。
その後色々調べG6のWifiも結構良さそうだと思え、つい先ほど荻窪カメラのサクラヤにて、54800円追加バッテリーサービスとの事で買ってきた。
まだ、このブログ用の画像なども用意出来ていない段階での速報のようなものだが、なんとG6のwifiリモート動画撮影は、撮影中にフォーカスポイントの変更までスマホ等から出来てしまう事が判った。
この機種に限らず、最近のWifiリモートは驚く程よくなっている事もネットで判ったのだが、GH2とほぼ同等の動画画質を持つこのG6で、これが実現してしまうと、もはやフォローフォーカスも何もどうでも良くなる程の衝撃だった。
カメラマンはフレーミングに専念し、フォーカスマンがiPad等から巧にピントをコントロール(しかもピントを合わせたいところをタッチするだけ)なんて映画同等の事が何の追加投資も無くあっさりと実現してしまう(それも滑らかなピント送りで!)。
ちなみに、リモート撮影中の絞り値・ISO・露出補正の変更はできないが(その後詳しく検証したところ、手動によるISO変更以外、露出補正を初め殆どの調整が可能と判った)

先に書いた通り、絞り固定(マウントアダプタ経由のレンズ)で露出補正を効かせ、フリッカー軽減でシャッターを1/50にロックしてのISOオートも勿論可能な事が確認出来、更にGH2とバッテリーも共通。そしてリモコン端子とマイク端子は別。勿論フルマニュアルの動画撮影も可能。
GH3もBMPCCも見送ることを決めGH2をメインに暫く行く事を決め、せめてサブカメラにG6でも買っておこうと、軽いつもりで考えていたが、これが飛んでもないダークホースだった。
※詳しくは後日追記予定
2013.9.29少しだけ追記
本文を訂正した通り、Wifi動画撮影中に、変更可能な項目は・・
マニュアルフォーカス(拡大とピーキングは不可)
AFフォーカスポイント変更
AFフォーカスモード
シャッタースピード(クリエイティブ動画時)
絞り(クリエイティブ動画時)
露出補正(クリエイティブ動画時)
AEポイント変更
ズーム(電動ズームレンズ使用時)
以上の様に多岐にわたる。
更に、非撮影中は、拡大表示も可能な上、Q menuで操作出来る部分はほぼ全て設定変更可能となる。

2013年8月20日 (火)

マルチカム撮影の露出

最近、マルチカムで舞台などを撮影する機会が多くなっている。

その際のカメラ構成は・・・・
1カメ GH2 + NIKON70-200f2.8 or SIGMAズームレンズ24-70f2.8or18-50 f2.8
2カメ GH2 + LUMIX G 12-35
3カメ GF3+Pentax 18mm f2.8他
他に音声用レコーダー2台
と言う布陣に固まりつつある。
問題は、2カメ3カメの露出をどうするか?
舞台は、進行と共に大幅に照明の明るさが変る。
メインカメラは、タイミングを見て絞りを変えたりして対応するが、他はどうするか?多くは2カメは、直ぐ近くにセットして有り、隙を見て絞りを変えると言う作戦でいた。3カメのGF3に至っては、もう諦めるより無いとのISO AUTO(動画時強制発動)任せとなっていた。
しかし、ここ2ステージほどGF3のオートで失敗した経験を元に、色々と調べてみたところ・・
実は、SS AUTOにすると、露出補正が使える事が判った。
SS AUTOに設定するがフリッカー低減機能で実際には1/50にシャッター速度を固定。AUTOはISOにしか効かなくなるが露出補正ダイアルは有効になり、これがISO AUTOと良い塩梅に機能してくれる。
下手にフルマニュアル設定が出来るGH2よりもむしろこれの方が絞りのパカパカが無く、マウントアダプタ系レンズが使えるので、意外と使い勝手が良い。
このISO AUTOは、わりとジワッと変化してくれるので、少なくともサブカメラとしては充分だ。
これらの事を踏まえると、フリッカー低減の設定が有り、他はフル機能のLUMIX G6が、ここへ来て急に魅力的に見えてきた。
リモコン挿しても外部マイクも使えるくせに、センサーはGH2と一緒でノイズ処理は一段上手。少なくともマルチカム撮影の要員として最強の仕様でないかと現在思案中だ。