携帯・デジカメ

2013年1月 6日 (日)

Fuji X-E1その後

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X-E1購入して3週間ほど経つが、正直これほど気に入ったカメラにめぐり逢ったのは初めてだと思う。
 
純正ズーム18-55は、非常に出来が良くオールマイティに活躍してくれるレンズだが、やはりこのカメラは単焦点、それもMマウントレンズを使ってこそ本領発揮する。
 
早速手持ちのVoigtLander Nokton Classic 40mm f1.4 SCをKiponのアダプタを使用して取り付けてみた。
純正マウントアダプターも出ているが、Kiponのヘリコイド付きの物(17000円なり)を購入した。
Kipon社は、以前マイクロフォーサーズ用の絞り調整機能付きNIKON Fマウントアダプターを購入した際、少々仕上げ寸法精度の悪さが見つかり気になってはいた。
今回は問題ないようで、思ったよりガタも少なく、かなりいい感じにX-E1とマッチしている。基本的に寄れないMマウントレンズがヘリコイド機能で、でマクロ領域が撮れるとの魅力は、何にもましての重要な付加価値で、ファインダーを覗いたままでの、ヘリコイド操作も十分可能なほどだ。
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こうなると、X-E1の高感度領域の強さも加わり、夜間のスナップ撮影は独壇場となる。
Nokton40mmは、レンズ下にフォーカスレバーが有るので、通常の一眼レフを構えるスタイルと違い、左手親指を下側にし、フォーカスレバーを操作するようにし、人さし指でカメラボディ左上を押さえる構え方が良いようだ。手ブレの起き難い絶妙なシャッターボタンのタッチも手伝い、手ブレ補正の無いこのレンズ(35mm換算60mm)でもSS1/30が余裕で切れる。
ISO3200は常用域で、F1.4との組み合わせは、もはや暗視カメラ状態、肉眼でも暗くて見えにくいものが鮮明に写ってしまう。
その暗さでもファインダー内は明るく見やすいので、拡大表示を使用しなくてもピントが十分合わせられる。
EVF内で画像の仕上がりの明るさを確認したい為、露出補正ダイアルを駆使しながらシャッター速度のみオートとする。
この方法でのスナップ撮影の機動力の高さは抜群で、気持ちの良いテンポで撮影に集中出来る。
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デジタルカメラ、それも業務的に考えるとパソコン直結の操作が出来ないとか、HDMIにプレビューが送られないなど、不満点は幾つかある。特殊領域の撮影にはあまり対応する気は無いとの意思表示だろう。
しかし、カメラの基本領分としての普通の撮影が、テンポよく着実に奇麗に撮れるという、最も大事な部分を非常に高次元で実現しているX-E1は、フジフィルムの良心を具現化したものだと思う(値段も含めて・笑)。

2012年12月17日 (月)

GH3を買うつもりが、Fuji X-E1を買ってしまった

 
このブログでの過去の記事の流れを踏まえれば、当然GH3を発売日買いしている事と思われるだろう。事実これまでGH1もGH2もほぼ発売日買いしているし、今回のGH3も買う気満々で、それに関する事も二度ほど書いている。ここで私がX-E1を買ったとなると、「X-E1の動画性能ってそんなに凄いのか?」と誤解されてしまいそうだが、さにあらず、全く持って静止画撮影・つまり写真用にX-E1を購入したのだ。
元々、フジのリバーサルフィルムは業務でウン十年使っているし、デジカメも初代のNIKON D1を除けば、S2pro S3pro S5proと買い続けるフジ信者なので、評判が高く、久々のヒット作となりそうなX-E1は、買わない理由が見つからなかった。それがGH3と時期がバッティングしただけのことだ。
  • Fujifilmが作るカメラの意味
    カメラを長く作っているのは一般人の常識的にはNIKON CANONとなる訳だが、そもそも銀塩時代のカメラは、レンズからの光を送る箱に過ぎなく、写真の色や階調を作るのはフィルムの仕事だった。つまり色や階調を研究してきている歴史の長さではフィルムメーカーに適わない訳だ。Fujiがプロビア等のポジフィルムの特性を磨き続けてきた歴史をリアルタイムで業務で使い続けてきた人間にとって、それと同じトーンで写真が撮れるFujiのデジカメの安心感は変え難いものが有るのだ。
  • S5proの後継と言えない部分と言える部分
    スタイル自体レトロスタイルで独特なものが有り、一般的に業務で使う一眼レフスタイルのものとは印象が大きく異なる。一眼レフスタイルでのS5rpoの後継機の発売を心待ちにしていたが、そこは一見大きく裏切られた。しかし、実際中身の部分で考えると、X-E1又はX-Pro1は、センサーサイズもS5Proと同じだし、時代の変化分に見合った十分な画質を撮れるので、後継機と考えても良いかも知れない。ミラーがパタつくカメラだけが業務機では無い、と言う時代の変化と捉えるのが正しいのであろう。
     
◆レビュー
  • 撮りやすさ
    質の高いアナログな操作系をふんだんに取り入れた贅沢設計で、昔のカメラに手が慣れている人に向けたスタイルのインターフェースを持つ。これがが当機の最大の魅力となる筈だ。しかし、古い操作系に慣れている筈の私でも、意外とGH2のワンダイアルオペレーションはファインダーを注視し続けての撮影に専念しやすい。これが非常に気に入っていて、スナップカメラとしてのパナソニックのインターフェース設計は、意外と的を得ていると感じる事が多かった。これに対しFujiイチ推しのQメニュー操作は、スタートがQボタン、選択が十字キーで、パラメーター変更がコマンドダイアル、決定はQボタン又はシャッター半押し、と難解で不可解なインターフェースとなっている。
    しかし一点、X-E1は、MF設定時でもAFボタンでプッシュオートフォーカスが使えるという大技を持つ。これは慣れてしまうと普通のAFもMFも不便と感じてしまう程の便利機能で、フォーカスエリアに構図を引っ張られず、コマンドダイアルのプッシュでファインダー拡大となり利便性が非常に高い。
  • ファインダー
    複雑な機構を元に光学と電子のハイブリッドを実現したのがX-Pro1であったが、覗いた印象は、あまり好感が持てず購入を断念していた。これに対し簡易な発送のEVF方式のみとしたX-E1だが、EVFの液晶品質が非常に良い為、全くストレスがない。
     
  • 機能
    HDMIは付いているものの、ファインダー画像は送れなく、再生時のみ機能する。パソコン直結での撮影機能も流行のWifiもない。スタジオユースとしての機能はほぼゼロに近い。その手の機能が欲しい人は他社のカメラを買って下さいとの主張すら感じる潔さだ。しかし、色作りの質の高さに惚れ込んでスタジオでも使いたいと考えるユーザーは私だけでは無いと思う。この辺りはあまり期待出来ないかも知れないが将来の展開に望みを託す事となる。
     
  • XマウントAPS-C
    非常に短いフランジバックにより、マウントアダプターによるオールドレンズ使用は、それを見越しての設計かと思えるほど馴染が良い様だ。ライカMマウント系との相性はデザイン・ハンドリング的にもベストとなるだろう。純正の単焦点レンズが気の利いたラインナップで、どれも評判が良く比較的低価格だ。しかし、その短いフランジバック故、このXマウントレンズをマイクロフォーサーズにアダプターで流用する事は不可能だ(勿論逆も)。
     
  • 画質
    既に多く語られているように、画質に於て不満は余りない。
    JPEG撮って出し番長と言われている通り、立体感の描写に1ランク上のチューニングの上手さを感じる。この立体感に惚れ込んで購入を決意した次第で、期待通りの結果を出してくれている。シャドーもハイライトもしっかり捉えられていて、JPEGでも意外なほどのレタッチ耐性を持つ。ただ、シャドーの色乗りとハイライトの粘りは若干だがS5proに較べ弱いようだ。もっとも十分許容値では有るので、気に入らなければ僅かにレタッチを掛けるだけの事だ。
     
  • まとめ
    近年のデジタルカメラの進化の集大成として作られた、かなり理想に近いスナップシューターだ。日々持ち歩きたいカメラであると同時に、良い写真が撮れる機会に恵まれた際に、それを十分生かして良い写真に収め切れる実力を持つ。X-E1さえ持って行けば安心、と感じさせる高画質なカメラだと思う。
     
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  • おまけ雑感
    パナソニックが火付け役となったミラーレス市場も熟成してきて、高性能なカメラが比較的安価に買える良い時代になった。このX-E1のコストパフォーマンスの高さは驚きだ。ミラーレス化は、その構造の単純さによる規格のフットワークの良さから、大きなメリットを産んだと言えよう。しかし、各社それぞれにマウント規格を出されてもユーザーは翻弄されるばかりだと痛感する。もう国内メーカー同士でのライバル心から来る互換性の無い規格乱立は辞めて、対他国と考え、メーカー同士仲良くして欲しい物だ。そもそも私がマイクロフォーサーズに傾倒したのも、Fujifilmがマイクロフォーサーズ参入すると言う噂を聞いていた時期が有ったからだ。結局別々のマウント規格として両者を所有する事となり、その互換性の無さに悩まされる事となった訳だ。
 

2011年11月12日 (土)

DMC-GH2のファームウェアアップデート

やっと、GH2のオフィシャルファームアップの案内がきた。
http://panasonic.jp/support/dsc/info/update_gh2.html
残念ながら12月上旬まで待たされるが・・・・。
編集に適した24MbpsとAF設定エリアの拡大が期待の大きいところ。

ついでに、最近のGH2雑感を幾つか・・・・

・レンズ選択が悩ましい
 電動ズームは、ある意味画期的な事では有るが、店頭で触ったところ、
 ズーム速度は、レバーの操作具合で可変出来るものでは無いようだ。
 その割にMFのレバーでのコントロールのし難さが気になる。
 しかしあのコンパクトさは多いに魅力的。

 オリンパスの12mmは、性能も良い様だし、この画角ならどうせ手ブレ
 補正要らないし、値段がちょっと高めだが非常に魅力的。

 やはり、大口径の標準系ズームが(せめてF2.8通し)が何より欲しいところ
 ニコンやキャノンのマウントならそれほど高くなく、幾らでも出ているのに
 マイクロフォーサーズにはそれが存在しないのは非常に厳しい。

・静止画も意外といける
 撮りっぱなしのJPEGは、どうも色のチューニングがもう一つ足りない
 感じだが、RAWだと予想外に良いところに追い込める。肌などに見られた
 色相の残念なブレークポイントも解消出来る。

 開放近辺でシビアにピントをコントロールする撮影なら、普通のミラー式
 一眼より、むしろ技が(拡大表示など)幾らでもあるだけに成功率が高い。

・改造ファームの適用も悩みどころ
 今のところ、例のptoolによるファーム改造は、未だ手を出していない。
 現実的に24pでのGH2の描画にそれほど困っていないのと、汎用性の
 低下を犠牲にしたくないためだ。ただ、前述の純正ファームの変更による
 様子によっては試してみるかもしれない。