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2014年6月22日 (日)

ZOOM H6 と GH4

実際には二週間ほど前の事では有るが、今更ながらZoom H6を購入したと言う話。
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GH4のインターフェースアダプターAG-YAGHGは、同期の問題もクリアされ、TCのやり取りや、422 10bit出力などのメリットも多いが、2chしか入らず値段も相当な物なので、至近に導入はしないと決断した。
それならばと、実践的な運用を踏まえZOOM H6導入決定となった次第だ。購入時すでにZOOM H5は正式発表されていたが、どうせなら6トラック欲しいし、H5発売当初は値段も接近するだろうからH6がお得と考えた訳だ。
 
ZOOM H1は、以前にも書いたRecスタート・ストップがリモコン化出来たので、挙動がカメラと同じで非常に扱いやすく気に入っていた。
これと同じ扱いが可能なZOOM H6は、非常に気になる存在だった訳だ。
Tascam DR60Dも非常に興味深い製品だったが、上記の様なカメラとの連繋が不可能なので残念ながら対象外となった。
 
 
H6は、リモコン端子もあり、そのプロトコルは海外サイトで既に解析されており、それと同様の信号をマイコンで送出すればコントロール可能である事は判っていた。しかし、それには安いとは言えそれ用にマイコンを購入して、制御プログラムを作り、そのマイコンを操作する入力処理や電源も考える必要が有る。
もっと簡単に出来ないかと考えた時、H1と同じ方法が思いついた。
勿論、ずっと高価なH6をバラしてスイッチ部分からケーブルを引き出すのは、流石に気が引ける。しかし、ずっと安価なリモコンをバラしてケーブルを引き出すのなら、気も楽だしリスクも少ない。
 
で、早速やってみた。
リモコンはZOOM H4n用の物(ZOOM RC4)を使用。Recスタートストップ、プレイ・ストップ、FF、RW、Volume(monitor)は、プロトコルが共通で完全互換だ。つまりRECチャンネルの切り替えができない点がH6用リモコンに劣るのみで、単体の為値段も安く(私はヨドバシでH6の値引き分としておまけしてもらえた)ケーブルも長く、延長ケーブルまで付属するので、こういった目的にはこのH4n用の方が適任とさえ思われる。
Dscf4648
リモコンをバラすと、Recボタンにアサインされているケーブルを繋ぐべき場所はあっさり見つかる。Dscf4657
H1の時より、ハンダ付けもケーブル引きだしも
ずっと容易で、あっさり作業は終了。
引き出したケーブルをショートさせるとRecスイッチのプッシュと同じ動作が間違いなく得られた。
Dscf4665_2
このケーブルにキャノン用等の、シャッターオン時にほぼショートとなるワイヤレスリモートレリーズ受信機を接続すれば、いきなりワイヤレスコントロールが実現する。
それ以外にも、先に作成したマルチカムリモコンを有線で繋いでも良い。
これでめでたく、GH4とZOOM H6の同時制御システムが完成した。
 
 
さて、これをいきなり実践投入してみたのは、ピアノ弾き語りのシンガーソングライターのライブ収録だった。
 
カメラは今回は控えめにメインのGH4とサブのG6を使用。
(写真はイメージです・笑)
(NTG2とH6を繋ぐL字XLRショートケーブルは自作)
Dscf4677_2
ZOOM H6は、
1,2トラックは付属XYマイク
3,4トラックはROOD NTG2*2
5,6トラックはPA卓からのライン音声
以上の構成。
これらの、レベル調整が、つまみをクルクル回して、あっという間に片づいてしまう作業性の良さには驚かされた。高機能の割に、使い勝手の洗練度が高く、実践的な設計がされている。
勿論リモートは、前述のリモコン改造を生かし、手元で複数のカメラもH6も一発操作と言う快適さだ。
 
収録されたデータを持ち帰り、確認してみた結論として・・・。
 
・H6付属のXYマイクの音は非常に優秀。低音から高音までバランスが良く、癖がなく非常に扱いやすい(今回は環境音としてミックスして使用)
 
・NTG2からの音は、指向性の効果なのか付属マイクより若干プレゼンス感が勝る物の、低音から高音への音楽的なバランスは付属マイクに微妙に劣る為今回は未使用(通常のパフォーマンスなどの収録ではこちらの方が有利だが)。
 
・PA卓からのライン音声は当たり前だが非常にクリア、ノイズも無く残響感を抑えたかった楽曲の傾向に合わせ、今回はこちらメインで使用。
 
・FCPXのタイムラインに載せたところ、GH4 G6等のカメラとタイミングがずれる事も殆ど無かったので、位置合わせのみで解決。
 
あっさりと、非常に実践的に有効に使えてしまった。
何よりも、録り得る音を全てマルチで録り、後で好きなバランスにチョイス出来る快適さは捨て難い。
勿論、このH6自体の大きさ重さの問題も有り、音収録に重きを置かない撮影では、身軽にH1のみで撮影に臨んだりもする。
しかし、しっかりと音収録したい際のH6の安心感は大きい。
 
 
ちなみに・・・・
そのタイムライン上での調整と言う意味で、手持ちの各カメラ・オーディオレコーダーのズレを調べてみた。
カメラ・レコーダーを長回しし、スタートとストップ時のカチンコ(携帯灰皿で代用)との同期を見る簡単なテストだ。
50分ほど回したところ・・・
 
LUMIX GH4基準
LUMIX GH2 1frame short
LUMIX G6 0.5frame short
ZOOM H1 0.7frame long
ZOOM H6 0.2frame long
DR07mkII 9frame long
Sanyo PS401 0.7frame short
(2014.06.23修正)
 
と言う結果だった30分以内の収録ならDR07mkII以外は無調整で行ける事が判った。
 
このテストで一つ気になる別の事が見つかった。
LUMIX G6は、長さはジャストが来るのだが、そもそも絵と音が同期していない。3frame程後に音が来るのだ!
以前からこの辺りが変だとは感じていて、絵合わせで同期を調整していたのだが、改めて良く調べてみてこの3frameという豪快なズレっぷりに少々驚かされた。
勿論、DR07mkIIの9frame longと言う結果も画期的では有るが。
個体差もあるかと思うし、温度などにより狂う事も有るのであくまでも参考にすぎないが、この辺りは、コスト競争下の民生機の限界とも言えるのかも知れない。その点GH2 GH4 ZOOM H6 (何故かH1 PS401も)は誤差許容値と言う事で安心出来る。
 意外な点も見つかりやすい民生機でも、この様に調べて使えば、それなりに使いこなしようも見えてくる訳で、低コストながらもアイディアと工夫次第でハイレベルな撮影ができると前向きに捉える事とした。
2014.06.23追記
基準としたGH4の時間精度を確認すべく、50分間時計を撮影してズレを確認したところ、秒針が動くタイミングが50分後にほぼ同じフレームで捉えられており、50分で1/2フレーム以下の誤差精度で有る事が確認出来た。
 

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コメント

こんにちは。素晴らしい情報です。
FZ1000をこの度購入しましたが、素人ムービーにしてからがFZ1000のノイズはひどいため、手持ちのzoom h2nで外部録音で回避させようと思っていました。
何せレンズまわりから盛大な音がするので別三脚がいるかと思っている次第です。
ただ、素人用にでも後からの編集音合わせは面倒で、同期したいなあと感じていました。
タスカムのDR60Dなんて機種のカチンコ機能も魅力ではありますが気楽な素人撮影には大げさすぎ。
FZ1000のリモコンも簡単ですし(互換品が激安です)、ご利用になったzoomのリモコンはH2nにも使用出来ることは判明しているので、さっそくまねしてみようかと思います。
手元であれば物理的に2つのリモコンを同時に押せる物でもいいのですがね。
ありがとうございます

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