« 2014年3月 | トップページ | 2014年5月 »

2014年4月

2014年4月26日 (土)

GH4 4Kか?FHDか?

GH4は4K撮影が売りでは有るが、実際主な使用目的はFHD出荷目的の素材撮影がメインとなる。 
その辺りも踏まえ、幾つか検証してみた。
そのうちの1カット撮影したままのデータと共にレポートする。
レンズはpana 12-35 にND4装着
シネライクDを使用
4K 3840*2160 30p 100Mbps
驚くほど高精細で、しっかり4Kとして解像出来ている。静止させて細かく見るとビットレートがやはり足りないのかブロックノイズが見られるところも有るが、画素サイズとビットレートを考えると上手いチューニングと言える。
VLC等でFHD再生した際、今まで見た事ないような品の良い精細感を発揮する。
 
FHD 30p 100Mbps
GH3のそれと似た感じを受ける。シャープネスをもう少し下げて、輪郭のジャギー感を抑えた方が良かったかも知れない。
後にシャープネスを-5まで変えて撮影してみたが、大分良くなるものの、4K時の破綻の無さにまでは至らない印象だった。
FHD目的でも最高品質の素材性を求めるのなら、4Kで撮った方が良さそうだ。その際、バッテリーの消費は若干高くなるようだが、ビットレートは100Mbpsだし、特に撮影時に困る要因も、1.2倍のクロップ程度しかないので、積極的に4Kを活用して行くのも有りかと思われる。
勿論、変換工程の時間と手間は負荷増となるが、いざとなればトリミングさえも可能である事も考えれば、悪い選択ではなさそうに思える。
その後、簡単なテストに於いて、GH2のFHDの方がGH4のFHDより若干ジャギー・モアレが出難い様に感じた。FHDは、ほぼGH3と同じであろうかと思われる。
シネライクDについては、そのまま眠い絵が欲しいケースに使ってしまう事も出来そうだし、トーンマップしてノーマルの絵を作る素材として充分役に立ちそうだ。カード内に422 10bitで収録出来ないのは残念だが、FHDダウンコンバートすると、ノイズの混合効果も合わさり、10bit相当程度の階調性は充分得られそうだし、カラーサンプルも足りる筈だ。
コンバート前提とは言え、事実上FHD 422 10bit相当のデータが、このお手軽なカメラで撮れてしまう事となる。
 
現在ボディのみの実売価格は16万円台後半と歴代LUMIX Gシリーズ最高値となるが、動画素材撮影の実力を考えると格安なのかも知れない。

2014年4月24日 (木)

GH4購入

予約していたGH4を発売日買いしてみた。私自身、カメラを発売日に買うのは随分久しぶりでGH1以来となる。取り合えず、発売前から自分自身が気になっていた点のみ速報として書いておこう。
 
1.ファインダーは見やすいか?
少なくともGH2 GH3 G6等と較べ繊細さ見やすさ等も明らかに向上している。しかし、倍率はそれほど大きくなっていない感じだ。
GH3で問題とされた歪みなども皆無で、よく見るとファインダーのガラスに非球面らしき、反射の歪みが見れ、相当気を使ったファインダー光学系が採用されている。
試しに、nikon DK21Mを当てがって覗いてみたところ、ピントがより見やすくなる事が確認出来た(眼位置がシビアで不便では有るが)。
しかしフォーカスピーキングが、デフォルトのままでも見やすく検出精度も結構シビアなチューニングの様で(G6は甘め)、これで充分動画撮影時にピントは追えそうだ。
 
2.FHD時にクロップされるか?
4K撮影時にセンサーピクセルをドットバイドットで使用するために画角がトリミングされる事は既報の通りだが、FHD時にもクロップされてしまうのか?非常に気になっていた。
試してみると、杞憂だったようで、FHD時はフルにセンサーの幅いっぱいに使うようで、トリミングはされない。
 
3.FHD時の画質は?
上記の様にドットバイドットの1/2スケーリングでないのなら、ビニングや画素混合等の技術が使用される訳で、それによる解像感の劣化が有るか否か?
非常に簡単な室内の撮影で確認したのみだが、これも問題ないようで、充分解像感の有るFHD画質になっているようだ。
GH2のハッキングなどと較べてどうか?等は今後調べて行くつもりだ。
 
4.動画撮影時ISOオートのみ使用可能か?
ざっと調べてみた限り、これは出来ない様だ。撮影の自由度の向上と言う意味で期待していた点でも有ったので、ここだけは少々残念だ。
(追記・クリエイティブ動画モードでなく、写真のモード時に動画ボタンによる録画では可能な様だ。この半端さは少々疑問を感じる。)
 
5.高感度耐性は?
4K撮影時等倍で見ると、ISO1600程度でも流石にノイジーだが、それがFHDにリサイズされる際にはかなりノイズが目立たなくなる。その効果が、撮影時からFHDにしたものと較べどちらが有利か(画素混合処理などに左右される筈)?これにより、高感度撮影時、最終出力がFHDでも4Kで撮影すべきか、の判断基準となるのだが、どうもFHD撮影でも問題なさそうな感じを受けた(今後詳しく調べる予定)。
 
6.動画時のAF挙動は?
ピントが行き過ぎたり迷ったりするケースが皆無では無いが、速度のチューニングや、ピントが決まった際の安定感なども合わせ、かなりのケースでAFを使ってしまおうと思える出来の良さを感じた。顔認識が有効に成立するケースなどでは、MFは不要となるかもしれない。
 
取り合えず、購入後数時間触った程度の印象として、以上のようなところだ。
FHD撮影の為の事ばかり注目してしまった訳だが(現状4k納品のオーダーはあり得ないので)、取り合えず素材として4kで撮ってしまうのも、充分現実的なので、選択肢に困らないカメラと言えよう。
少なくとも画質を追求した動画撮影に於て、低価格ながらも恐ろしく戦力の高いカメラである事は実感出来た。

« 2014年3月 | トップページ | 2014年5月 »