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2010年7月13日 (火)

GH1 ptool改造ファームで大化け

Lumix GH1の改造ファームがNetの各方面で話題になっている。
http://digicame-info.com/2010/05/eoshdgh1.html

これまでGH1の動画撮影機能に関しての個人的見解は以下の通り。

1.マイクロフォーサーズとはいえ、必要十分な背景ボケが得られる。

2.撮像素子のサイズのアドバンテージゆえ、ハンディカムなどのHDカメラと比べ、
 階調性がよく、シャドー部の色合いや、ハイライトの滑らかさなど、圧倒的に
 優秀で、絵に品がある。素材性としても非常に優秀なトーンを持つ。

3.色再現性も概ね良好で、不自然さが殆ど見受けられない(この点は5DmarkIIより
 優秀かと思われる)

以上の要素から、静止画に限らず、動画でも非常に気に入っている。
しかし、一つ大きな欠点として、画面全域に情報がある絵柄の際に、細部が甘くなる傾向が
強く見られる。広角レンズで樹木のある遠景など、もやもやした解像となり、残念な結果と
なる事が多かった。
これを回避する為に、明るい単焦点レンズで、背景を目一杯ぼかし、情報量を節約する
絵柄に限定する撮影を余儀なくされ、これはこれで雰囲気のある絵が得やすく良いの
だが、やはり制約はマイナスでしかない。

しかし、この欠点がどうやら、動画圧縮のビットレートの低さに起因する事が、今回の
改造ファーム騒動のおかげで明らかになった。
標準最大で17Mbitとの事であるが、実際には殆どのシーンで12Mbit近辺のビット
レートを出しているようで、更に、あまり効率の良いエンコードで無い事も判ってきた。
同じ程度のビットレートのハンディカムなどよりも、細部の情報料が足りていない印象
である。
これが、高いビットレートを実現する今回のファームウエアで物の見事に解消されて
しまうのだから、大騒ぎになるのも当然であろう。

早速私も、件のptool(3.40d)を入手し、色々と設定を変え挑戦してみた。
http://www.dvxuser.com/V6/showthread.php?t=212263
こちらなどを参考に
http://www.gh1-hack.info/ptool3d.zip
上記をダウンロード、
素晴らしく、良くできたツールで、後から純正のファームに戻す事も可能なうえ、
バージョン番号を賢く管理してくれるので、何度でも書き直しが可能と、挑戦しやすい
仕様になっている。

一回目は下記のアドレスの設定を参考に
http://www.eoshd.com/content/250-50Mbit-1080p-MJPEG-on-the-Panasonic-GH1
*************
revent version compare=Checked
720p30->1080p30=Checked
720p30 width=1440
720p30 height=1080
720p30 420->422 color sampling=Checked
E1 Quality=400
E1 Table=103
E2 Quality=350
E2 Table=116
E3 Quality=250
E3 Table=120
E4 Quality=200
E4 Table=125
Native 24p/25p=Checked
Video Bitrate FHD/SH=40000000
Video Bitrate H=16000000
Video Bitrate L=16000000
Overall Bitrate=50000000
Limiting Bitrate=70000000
****************************
この設定で、テストを行った。
FHDにおいて、普通の絵柄では、エラーもなく34Mbit近辺をピークに順調に
撮影が可能であったが、遠景の木々の緑が多いようなシーンでは書き込みエラーが
頻発した。またMjpegのHDモードでは更に書き込みエラーが多く、使用に耐えない
状況となった(SDカードは金パナclass6)。
すかさず金パナclass10を追加購入したが、それでも、結構エラーが多く発生。
そこから、設定を色々と変え、何度も試していく深みにどんどんとはまっていく事となった。

色々と試してみて自分なりにわかった事・・・・・・
FHDに関しては、Limiting Bitrate=60000000に下げる事で、殆どエラーはなくなった。
そのかわり基本をVideo Bitrate FHD/SH=48000000に引き上げ、ビットレートはピークで
45Mbit近辺のより高い値をキープできるようになった。

難しいのはMjpegの方で、目一杯の設定で瞬発的に80Mbitの撮影も成功した事があるが、
あまりに再現性が低く、実用的な範疇でぎりぎり高画質な設定を探し出すのにかなり苦戦を
強いられた。
うまくいけば、1440*1080 30p 422と1ランク上の撮影が可能になるようなので、
頑張ってみたが、どうもこのすべてを望む設定に無理が有るようで、30pを24pに落としたら
あっさりと使えるようになってしまった。24pだとAVCHDのFHDに対し、特に優位点が
なくなってしまうので残念ではあるが、54Mbitで安定した撮影が可能となり、1フレームにつき
300KB弱と画質的にも期待できそうなところとなるので、これをとりあえずしばらく使う
ことに落ち着いた。

設定値は・・・・・
**********************
[Settings]
Prevent version compare=Checked
720p30->720p24=Checked
720p30->1080p30=Checked
720p30 width=1440
720p30 height=1080
720p30 420->422 color sampling=Checked
E1 Quality=384
E1 Table=24
E2 Quality=330
E2 Table=24
E3 Quality=300
E3 Table=24
E4 Quality=276
E4 Table=24
Native 24p/25p=Checked
Video Bitrate FHD/SH=48000000
Video Bitrate H=16000000
Video Bitrate L=16000000
Overall Bitrate=52000000
Limiting Bitrate=60000000
1080p24 GOP Size=12
************************
画質などの評価は次回・・・・

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コメント

GH1をアメリカで転売することを考えていますので、非常に言語設定のチェンジの面でファームウェアハックに興味があります。このハックに関してはどのGH1でも出来るのでしょうか?それとも特定のシリアルナンバー機のみ等でしょうか?教えて頂けると幸いでございます。

言語設定に関しては変更を試した事が無い為詳しく判りませんが、
改造ファームについては、GH1の最終出荷機のファームウエアは、
オンラインで公開されているアップデータより新しいバージョンと
なっているようで、その場合は適用出来ないそうです。
http://www.dvxuser.com/V6/showthread.php?218181-GH1-and-GF1-valid-serial-range
但し、国内で最後に安売りされていたGH1は、多く在庫回収機の様で、
必ずしも最終製造版では無く、改造ファーム適用可能なボディが多く
ありました。

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